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『初ものがたり』の方は、何年か前に出ていた文庫も
買ってますが、わざわざ<完本>と銘打たれてたので、
買い直しました(笑)。
『奇談蒐集家』は、もう、タイトルと装丁と、創元推理文庫から
出てる(←そこですか?!)ということで、大丈夫だろうと、購入。
『初ものがたり』は、もちろん以前読んでるはずなんですが、
……数年前に一度だけ読んだものって、細部はやっぱり忘れているので、
改めて面白く読み直しました。茂七親分が現役じゃん!とか思ったのも
感慨深いです(笑)。でも、まだ政五郎さんが手下にいないんだな、とか。
……あれ、政五郎さんって、いつから出てこられたんだっけ?←だから、
そう思うぐらいなら、ちゃんと蔵書整理しろよ、私。
屋台の親父さんについては解明されないままですが、
これはこれで、もう、ありかな、という感じです。
他のシリーズを読み直して「そういえば」と思い返す楽しみも、
ある、のかもしれないですね。
『奇譚蒐集家』は、ラスト3編が秀逸で、特にラストの話には
「こうくるんだ!」と、心躍りました。最初の方は「あー、こんな
話なんだ−」とか思っていただけに、余計に楽しかったっすよ。
不思議な物語が好きな方は、ぜひ読んでみてくださいませ。